『日本経済新聞』ウェブ版が7月30日に伝えたところによると、ワールドカップで日本チームは史上初のベスト8入りをかけてベルギーチームと対戦し、最後の瞬間に大逆転されて敗退した。日本チームの更衣室はきれいに清掃され、その様子に驚いたスタッフはインターネットで世界に配信した。
写真を公開したスタッフによると、ロスタイムで逆転されて悔しい思いをしている中、日本代表はスタジアムのサポーターに感謝し、メディアに適切な対応をし、更衣室とベンチをきれいに片付けた。そのほか、ロシア語で「ありがとう」と書いたメモも残した。
報道によると、この行動は選手だけでなく、日本チームが全員で行った。日本代表のザッケローニ元監督は、「更衣室をきれいにしたことには驚かない。片付けずに帰った方が驚くかもしれない」と述べ、試合後の日本チームの更衣室での出来事を明かした。最初に入ってきた選手が着ていた上着、短パン、靴下、下着を床に並べると、別の選手も同じようにした。
これはスタッフに対する最大の敬意で、ユニフォームを洗うスタッフのことを考えて、選手たちは服を種類ごとに分けて置いたのである。
また、今大会では日本チームの更衣室だけでなく、試合後に観客席でごみ拾いをする日本人サポーターの姿も印象的だった。
日本代表の吉田麻也選手は海外メディアにサポーターが試合後に自主的にごみ拾いをしたことについて尋ねられ、「日本には来た時よりも美しくという言葉がある。きれいに片付けてその場を離れることは一種の美学」と述べた。
ワールドカップだけでなく、米大リーグ(MBL)で大活躍するロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平選手の行動も注目を集めている。お辞儀や綺麗好きなところが日本人らしいと言われており、本塁打を打ってベンチに戻ると、大谷選手はチームメイトと握手し、お辞儀をして感謝する。日本人らしいお辞儀は「可愛い」と言われ、全米で話題になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月10日