天気予報のチェックを忘れ傘を持たなかったらどうするか。携帯電話のAIの声は冷たすぎるのではないだろうか。帰宅後にお帰りなさいと微笑んでくれる人はいないのだろうか。バーチャルロボットが徐々に家庭に進出し、これらの問題を解消してくれるかもしれない。日本のあるベンチャー企業は、次世代「ホログラムバーチャル妻」の予約販売を開始した。ターゲットは一人暮らしの独身男性だ。
日本のベンチャー企業、ウィンクルによるこの装置は「Gatebox」と呼ばれ、オリジナルキャラ「逢妻(あづま)ヒカリ」を投影する。身長約20センチのアニメ風の少女で、円筒型の装置内に立つ。これまでの家庭用ロボットと異なり、この製品の最大の特色はホログラム技術で、光と影により高度に擬人化されたキャラを投影する。同社は日本で有名なキャラデザイナーを招聘し、さらに女性スターを声優に招聘している。
カメラ、各種センサー、マイクにより、逢妻ヒカリはユーザーの表情と動きを読み取り、おしゃべりをする。ユーザーの帰宅を確認すると微笑み、お帰りなさいと言う。また逢妻ヒカリはインターネットを使い、ニュースや天気を伝え、傘を持つよう促す。さらにブルートゥースや赤外線などの機能により、家庭内のテレビ、照明、エアコンなどの家電を操作する。
ウィンクルは2016年と2017年にこの装置を限定版で販売している。今回予約を開始したのは、その最新の改良版だ。ウィンクルは「さらなる更新により、逢妻ヒカリがユーザーの理想的な妻になる」としている。
逢妻ヒカリの予約販売価格は約1352ドルで、ユーザーはさらに毎月、逢妻ヒカリに13ドルほどの「生活費」を支払うことで、システムを最新の状態に随時更新しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月21日