日本の海上自衛隊は21日、今月26日から10月30日にかけて、日本最大の戦艦、准空母の「かが」を含む軍艦3隻を西太平洋とインド洋に派遣すると発表した。インド、インドネシア、シンガポール、スリランカ、フィリピンの5カ国で停泊し、各国海軍と合同訓練を行う。報道によると、今回の行動には800人の兵士が参加する。
NHKは、南中国海で海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあると伝えた。報道によると、海上自衛隊は日程を調整し、付近の海域を航行する米海軍の艦隊と合同訓練を行う予定だ。海上自衛隊が南中国海とインド洋で長期訓練を実施するのは稀で、米軍と共に中国をけん制する動きと見られている。海上自衛隊トップの村川豊海上幕僚長は「政府が推進している、自由で開かれたインド太平洋戦略の大きな一つである、平和と安定の確保という目的に合致するものだと考えている」と述べた。
中国の軍事専門家の李傑氏は「日本が『かが』という大型の先進的な戦艦を南中国海の長期的な活動に派遣することは、日本の系統的かつ大規模な南中国海介入の動向を示している。日本がアジア太平洋や南中国海の問題で米国の助手になろうとする、象徴的な意味合いがある。この動きには重視が必要だ」と指摘した。
報道によると、海上自衛隊の排水量が最大の戦艦が南中国海に向かうのは、これが初めてではない。かがの姉妹艦「いずも」などの戦艦は昨年5月、南中国海及び周辺海域で3カ月弱滞在し、米国の空母艦隊と合同演習を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月23日