日本の『朝日新聞』によると、米アップル社が先日発表したiPhone XSシリーズ最新機種のXS MaxとXSが9月21日に日本で発売された。この2機種はiPhone Xをグレードアップしたフラッグシップモデルで、12万4800円という価格に不満の声も多く、日本のネットユーザーから「最も高いiPhone。売れるのだろうか」という声が上がっている。
スマートフォンの機能向上と各大手通信会社の値下げ抑制のもと、iPhoneシリーズは年々値上がりしている。iPhone最新機種のXS Maxの最初の定価は7~8万円だったが、現在は「高嶺の花」となり、売り上げはどうなるかわからない。
iPhone XS MaxはiPhoneシリーズ史上最大の6.5インチディスプレイを採用し、日本の直売店での価格は昨年発売のiPhone Xより1万円以上高い12万4800円からとなっている。それでも、東京の表参道にあるアップルストアの入り口には発売日の午前8時に250人近くの行列ができていた。世田谷区で勤務する男性会社員は、「アップル最新機種を使うためにいくらでも出せる。動画機能のインパクトに期待している」と話した。一方、「10万円以上もする携帯電話には手を出せない」という消費者もいる。
もともと高級のiPhoneに関して、各大手携帯電話会社は「実質0円」などの値下げ競争を繰り広げており、これもiPhoneが日本市場の5割を占める理由の1つである。しかし、端末費用の過剰な値下げにより、毎月の通信料は停滞している。これを受け、日本政府も携帯電話市場の見直しを求めた。通信大手のKDDIは2017年夏から、ソフトバンクは今月から値下げをやめ、通信料の安い料金プランを打ち出した。