第20回中日韓友好都市交流大会が18日夜、中国河南省開封市で閉幕した。同大会で発表された「中日韓友好都市発展報告」によると、今後、3ヶ国の友好都市が安定して増加する見込みだ。中国新聞網が報じた。
今年は、中国と韓国の国交樹立26周年で、「中日平和友好条約」締結40周年でもあり、さらに、中日韓友好都市交流大会が開催されるようになって20周年の節目の年でもある。
そのため、今年は中国人民対外友好協会と山東大学がアンケート調査や実地調査・研究、文献検索などを実施して、「報告」をまとめた。
「報告」は、4章に分かれ、中日韓友好都市の発展状況や現状分析、問題、政策に関する提案・展望が収録されている。
「報告」に掲載されている中国国際友好都市聯合会の統計によると、2017年末の時点で、中国と日本の間の友好都市は251組で、中国と韓国は182組だ。
中日韓友好都市発展状況を見ると、報告のアンケート調査では、中日、中韓の友好都市間の交流アクティブ度は安定して上昇している。また、3ヶ国の友好都市の数は1990年代に黄金期を迎えて以降、爆発的に増加することはないものの、今後しばらくは安定して増加する見込みだ。
「報告」は、相互信頼を構築し、小異を残して大同につき、手を取り合って共に進み、3ヶ国の関係の長期にわたる、健全かつ安定した発展を実現し、共に北東アジアのすばらしい未来を切り開くことは中日韓の根本的な利益にマッチしていると指摘している。また、両国関係が良好な時は、友好都市がそれを「加熱」させる役割を果たし、両国関係が緊張している時は「保温」の役割を果たすことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月22日