日本の安倍晋三首相が今月25日から27日にかけて、中国を公式訪問する。AP通信の22日の報道によると、財界トップ500人が随行する予定だ。
日本政府の匿名の関係者によると、安倍氏の今回の訪中は、中日二国間関係が「正常な軌道」に向かうため、再び大きな一歩を踏み出したことを意味する。日本の首相による中国公式訪問は実に7年ぶりだ。
中国は日本にとって最大の貿易パートナーだ。両国の毎年の貿易額は約3000億ドルにのぼるが、米日間は2000億ドルのみ。日本の自動車メーカー、食品メーカーなどは、中国市場の重要な参入者だ。
トランプ米大統領が世界的な貿易戦争を展開するなか、中国と日本の貿易関係が重要になっている。米国は2500億ドル規模の中国製品に関税を上乗せし、日本の鉄鋼・アルミ製品にも関税を上乗せしている。また日本の自動車と自動車部品にも関税を上乗せすると脅迫している。さらに悪いことに、米国が中国製品に関税を上乗せすることで、日本企業のサプライチェーンとその他の経済的利益にも影響が及ぶ。
同関係者によると、日本と中国は第3国におけるインフラ整備や、その他の経済プロジェクトをめぐる協力を検討中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月23日