中日民間友好事業、より多くの福原愛が必要に

中日民間友好事業、より多くの福原愛が必要に。日本の有名卓球選手、福原愛が引退するという情報が中日のメディアから大きく取り上げられた。中国外交部の華春瑩報道官まで、本件に関する記者からの質問に回答したほどだ…

タグ:福原愛 卓球 選手 歴史 友好 交流

発信時間:2018-10-23 14:37:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 日本の有名卓球選手、福原愛が引退するという情報が中日のメディアから大きく取り上げられた。中国外交部の華春瑩報道官まで、本件に関する記者からの質問に回答したほどだ。1人の卓球選手の引退がこれほど注目されるのは、3歳から卓球を開始した彼女が倦まず弛まず取り組み続けてきたからだ。また卓球を通じ、中日両国の国民間で特殊な人気と影響力を獲得したからだ。


 中日関係が歴史・領土問題で緊張した2005年、福原愛は「磁器のお人形」の可愛らしいイメージと愛称により瀋陽市の観光イメージ大使に就任し、当時の中日の対立ムードを和らげた。人々は国を跨ぐスポーツ・文化交流の中日関係安定化に対する「バラスト」の効果、友好関係強化における「民が官を促す」の基準的な地位について思考した。また民間交流により中日関係の大局維持を支え、国交正常化以降に両国の古い指導者が築いた礎を守るため貢献した。


 中日の長い交流、特に国交正常化から現在までの歴史の流れには、福原愛のような心温まるストーリーが少なくない。近現代を見ると、聶栄臻将軍が戦争で親を失った日本人の少女を救出し、人道主義の愛を訴えた。救助された美穂子さんはその生涯を中日友好事業に捧げた。数千人の中国残留孤児が、中国の義父母の愛によって救助・養育された。日中友好の会の池田澄江理事長らは養育の恩を忘れず、多くの中国残留孤児を率いて訪中した。北海道の稲専門家、原正市氏は中国を訪問し、稲の栽培技術を伝授した。増産・質向上は中国の20以上の省・直轄市・自治区に影響を及ぼし、原氏は中国から「友好賞」を授与された。「中国病」にかかったと自称する五十嵐勝氏は、訪日中国人留学生4000人以上に資金援助し、「中国人留学生の父」と呼ばれた。心温まるストーリーは時空トンネルの中を通過し、中日の各分野に浸透している。福原愛は中国の国技である卓球を原点とし、中国を訪問し卓球を通じ友人を作り、友好を広めた。福原愛は、中日の心温まるストーリーのモデルに成長した。「磁器のお人形」が引退するかどうかにかかわらず、卓球の輝きを広め続け、中日関係の発展に民間の新たなエネルギーを注ぐことに期待する。

 

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