「卓球は私の恩人で、親孝行しなければならない。この感謝の気持ちを忘れてはならない」中国を第二の故郷とする福原愛は、中日のスポーツ界に春風を吹き込んだ。彼女の中日友好への期待も、絢爛豪華な輝きを放つことだろう。心温まる「愛ちゃん効果」を広め、より多くの「愛ちゃん」を生み出す。佳境を迎える中日関係の改善に貢献し、中日・北東アジア・東アジアの地域一体化の意識、国民間の連帯感を強め、民間レベルの相互接続を拡大する。そのためには、中日の識者が客観的かつ冷静に答えを見つける必要がある。これはまた、両国の現在と未来に貢献する福原愛の責任でもある。
安倍晋三首相は間もなく、2006年10月の「破氷の旅」に続き2回目となる公式訪問を開始する。我々は安倍氏が今回の公式訪問で、両国間に有益な要素、友好的な概念を加え、雰囲気を醸成し自信を深め、土台を固め舞台を構築し、福原愛のような心温まるストーリーを生み出し、両国の世代友好の絆を深めることに期待する。
中日友好の発展を推進するのは、民間の相互信頼促進、若者の間の交流拡大だ。「磁器のお人形」精神は伝承も複製も可能だ。可愛らしい福原愛は、私たちが銘記し広めるに値する心温まるストーリーだ。(筆者・笪志剛 黒竜江省社会科学院北東アジア研究所長、研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月23日