国立感染症研究所による、今月11日までの1週間に全国の医療機関から報告された新たな風疹の患者は139人で、10週連続で100人を超えた。日本メディアが伝えた。
これにより、今年これまでの患者は2032人となり、風疹が大流行した2013年のあとの5年間ではじめて2000人を超えた。
風疹は、発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると新生児の目や耳、心臓などに障害が起きる「先天性風疹症候群」となるおそれがある。
今年は男性の患者が1600人余りと女性の4.5倍になっていて、男性患者全体の8割を30代から50代が占めている。一方、女性は20代が最も多く、患者は130人に上っている。
国立感染症研究所は、女性は妊娠の前に2度ワクチンを接種しておくほか、流行の中心となっている30代から50代の男性などにも、抗体があるか検査を行ったうえ、ワクチン接種による感染拡大の防止を呼びかけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月21日