日刊ゲンダイはこのほど、日本でATMを搭載した移動型金融店舗のニーズが高まっていると伝えた。
「移動ATM」は主に小型車に搭載し、2人が乗り、銀行、郵便局、コンビニの少ない地域を巡回し、「移動ATM車」と称される。これを見た中国のネットユーザーは、「これはまさに“移動”決済」とコメントした。
日本では高齢化が進み、足が悪く外出が困難な高齢者が増えており、ATM車の巡回は高齢者の外出時の移動距離を縮め、預払を便利にする。
また、コンビニのATMと異なり、車に搭載するATMには記帳機能もついている。日本の多くの高齢者は預金通帳を使用する習慣がある。従来は行員が顧客の家に出向いて預金通帳を預かり、記帳後に返却していたが、ATM車は直接記帳することができる。
高齢者にとって便利なだけでなく、台風、地震、豪雨などの災害発生地にも導入されている。災害による大規模な停電または公共施設が利用できないなどの状況において、ATM車はインフラ復旧までの応急ツールとして利用でき、車内に搭載されている発電機でスマートフォンを充電することもできる。