有識者でつくる政府の宇宙政策委員会は現地時間3日、米国が2020年代半ばの完成を目指す月周回の新宇宙ステーション計画に参加する方針を盛り込んだ「宇宙基本計画」の工程表改定案を了承した。共同通信が伝えた。
年内にも、閣僚で構成する宇宙開発戦略本部で正式決定する。
日本は現在、地球を周回する国際宇宙ステーションに無人補給機「こうのとり」で物資を送っている。新ステーションについては、さらに長距離の輸送技術を開発して貢献することなどを検討中。
米国は建設や運用を国際協力で行う方針で、日本は参加が見込まれる各国と技術や費用の分担について調整に入る。
現在の国際宇宙ステーションは2024年に運用を終了する。新ステーションは月探査基地になり、4人の宇宙飛行士の10−30日の滞在を想定。既存の6人交代で数カ月常駐できる宇宙ステーションより小規模になる。日本の宇宙飛行士は建設と滞在を目指している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月6日