外国人が見た南京大虐殺 「ローゼン報告」が日本軍の暴行を暴露

外国人が見た南京大虐殺 「ローゼン報告」が日本軍の暴行を暴露。彼はラーベに協力し南京を占領した日本軍に働きかけた。彼の「ローゼン報告」は世界に日本軍の暴行を暴露した…

タグ:南京大虐殺 ローゼン報告 歴史 

発信時間:2018-12-19 14:49:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 殺人犯との戦い


 ローゼンが南京に戻っても、大虐殺はまだ行われていた。彼は直ちに日本軍の暴行を暴露し、日本軍のいわゆる「軍紀が厳しく守られ少しも大衆の利益を侵さない」という宣伝を否定した。彼は1月15日、ドイツ国内に宛てた報告の中で、「日本軍が放った火は、日本軍が占領してから1カ月以上たっても燃え続けており、女性と幼女の陵辱・強姦はなおも続いていた。日本軍は南京における行為で、自ら恥辱の記念碑を立てた……(省略)……これらの女性は身も心も大きな傷を負った。彼女たちは集団強姦された後、軍刀で殺されるか別の物で殴られた」と記している。


 ローゼンはドイツ外務省に、日本軍が金陵大学内に設置された難民キャンプを毎晩襲い、女性を連れ去り強姦するのでなければ、家族の前で暴行を働いたと伝えている。彼はまた、日本軍が池の中で中国人を殺すか死体を池に投げるため、南京の多くの池が汚染されたが、南京の貧民がこれらの池の水を使い生活していることに気づいた。ある日ローゼンはラーベと共に、ラーベの自動車で大使館を離れた。日本軍の本郷少佐は厳しい声でラーベに警告を出し、さらに日本軍の憲兵が付き添っていなければ外出してはならないとローゼンに伝えさせた。日本軍はローゼンらに、南京大虐殺の規模を知らせたくなかった。世界で日本に悪影響が生じるのを避けるためだ。


 殺人、強姦、略奪、放火など、日本軍は悪の限りを尽くした。特に日本軍の狂気じみた行為は、ローゼンを苦しめた。ローゼンは人類の良識に基づき、日本の南京総領事館に強く抗議した。彼はその後も日本の外交官の前で日本軍による暴行を何度も取り上げ、自国の兵士の紀律を正すよう求めたが、日本側から恨みを買った。南京総領事館の福田篤泰は、在中国ドイツ大使館南京駐在行政主管のシャーフェンバーガーに、「米国人と英国人が日本に敵対心を持つのは理解できるが、なぜドイツ人もそうなのか」と反問した。憤ったローゼンはシャーフェンバーガーに、「上海で松井(中国侵略で日本軍を率いた司令官の松井石根)が(在上海ドイツ総領事の)フィッシャーに取った態度と同じだ。私も殺人犯たちと同じ席に座るつもりはない」と話した。


 日本側は日独同盟関係を考慮しローゼンを抱き込もうとした。日本軍と総領事館は彼に好感を抱かせ、南京で「日独親善協力」を実現するため何度も宴会に招待したが、彼は日本軍に暴行を停止するよう求め続けた。日本人は飴と鞭が通用しないローゼンに「反日派」のレッテルを貼った。ローゼンも強気で、2月10日の報告の中で、米国の宣教師ジョン・マギーが命がけで撮影した、日本軍が中国人を虐殺する記録フィルムをヒトラーが見ることを願うと記した。

 

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