日本の補給艦「ときわ」の艦長が複数の乗員にパワハラをし、うち1人が数カ月前に自殺した。艦長は海上自衛隊の内部調査を受けている。海上自衛隊の消息筋が25日に明かした。
共同通信によると、死者は「ときわ」の男性3等海尉(32)。9月に死亡し、自殺と判断された。遺書は残されていない。
多くの乗員がその後、次のように報告した。海尉は生前、艦長や上官からパワハラを受けていた。海上自衛隊は先週、専門家チームを発足し、上官による言葉の暴力、肉体的暴力などのパワハラの調査を開始した。
約140人がアンケートに回答した。回答者によると、艦長は海尉を何度も侮辱し、「馬鹿」「死ね」「失せろ」と罵った。一部の回答者は、艦長が故意に海尉に休憩を取らせなかったと振り返った。ある日の夜、手元にあったもので海尉を殴り、その翌日に海尉が自殺したという。
艦長は調査を受けた際に、この海尉を「厳しく教育」したことを認めた。またこの艦長が別の海上自衛隊員を殴った疑いがあることが分かった。
海上自衛隊は近年、パワハラ・セクハラが相次いで発覚している。
2004年10月、駆逐艦内で勤務していた海上自衛隊員が自殺した。調査によると、死者は生前、上官からパワハラと侮辱を受けていた。海上自衛隊は本件の真相を隠蔽しようとした。
2014年には別の駆逐艦内で勤務していた海上自衛隊員が自殺した。調査によると、上官が懐中電灯で殴り、携帯電話を壊したという。上官はその後、罰金を支払った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月27日