未来のコンビニ、日本が検討中

未来のコンビニ、日本が検討中。

タグ:未来のコンビニ 日本

発信時間:2019-01-05 10:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)が発表したデータによると、日本の2018年9月時のコンビニ店数は5万5463店に達し、日本全国のコンビニの売上が67カ月連続で増加した。しかし来客店数は11カ月連続で減少した。日本のコンビニ各社は、コンビニの魅力を高め人々を集める方法、それから最も重要な客単価アップを検討している。


 AIが小売業の新たな商機に


 最近の議論の焦点になっているのは、「小売業のAI」だ。その商業的なロジックは複雑ではない。カメラで来客の写真を撮影し、その年齢や性別などの特徴を把握し、彼らの店内での移動ルート、棚の前で立ち止まった時間、ためらい購入を諦める商品、衝動買いしやすい商品、最終的に購入した商品などの情報を記録し、来客の購入前の行為に関するデータバンクを形成する。


 コンビニで売上と最も直接関連するのは、在庫管理の問題だ。小売りデータの精度を高めることで、見切り品や廃棄物の量を直接抑制できる。在庫の設定、店員数の設定もコントロールされる。他にも、次の変動する数値にも注目が必要だ。コンビニでは割高だが他にもあるような商品よりも、割安だが他にはない商品の方が棚に並べる価値がある。日本のコンビニで行われている小売テストにおいて、前者の代替品が存在し「これならここで買わなくても良い」と考えられる商品の分析と記録が行われている。棚にはより多くの、他にはない商品が並ぶ可能性がある。


 OLと高齢者の需要に焦点を絞る


 データ活用の他にも興味深い変化は、コンビニがOLと高齢者への注目を始めた点にある。これまでコンビニの中心的な客層はサラリーマンだった。理由は単純で、ちょっとした食品を購入する需要があったからだ。


 コンビニは生鮮食品の取り扱いを重視し、スーパーとパイの争奪戦を行っている。人々の「新鮮度」に対するこだわりを受け、コンビニは味と品質が良く、商品開発と衛生管理を厳格に維持できる新商品を提供しなければならない。彼らは、生鮮食品の包装を変えるという手段を選択した。


 日本のコンビニは徐々に、箱詰めの豆腐やヨーグルトのような新しい包装を採用するようになった。深い容器を使い表面にラップをかけるという方法は、コンビニの競争力を高めている。まず浅い発泡スチロールの容器より多いように見える。次にこのラップにデザインを施すことで、生鮮食品はもはや無味乾燥な文字の描写だけではなくなり、価格を引き上げる余地を生むことができる。それから、この保存方法は商品を酸素などの気体から隔離し、品質保持期限を延長することができる。最も重要なのは、人件費削減だ。従来の手段であれば人の手が必要だが、新たな包装は機械でできる。


 多店舗協力経営チャネルを拡張


 コンビニの多店舗チャネルの効果もさらに重視されている。コンビニは将来的に単純に商品を購入する便利な場ではなく、コミュニティのサービス及びコミュニケーションの拠点になりうる。日本のコンビニは、各種企業とコラボしている。ファミリーマートのコインランドリー「Famima Laundry」は、東京都杉並区と千葉県市原市の2店を試験的に営業しており、店内にイートインスペースを設置している。一部のファミリーマートの店舗は、フィットネスジムやバイクシェアリングと事業提携している。ローソンは2018年1月より民泊などの鍵の受け渡し代行を行うキーカフェと事業提携し、一部店舗内にキーボックス端末「Keycafe Smartbox」を設置している。2019年にはこの端末を100台導入し、「顔を合わせない安全サービス」を提供する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月5日


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