共同通信社によると、日本は元号を使用する世界で唯一の国である。現任の明仁天皇は日本の約200年の歴史において生前退位する最初の天皇であるため、今回の元号変更はこれまでと異なる。
東京都神保町のはんこメーカーは4月1日、テレビから目を話さず、新元号がわかるとすぐに傘下の工場に連絡し、封筒や書類にある元の元号の上に押す数種類のはんこの生産を開始した。
日本の多くの政府機関と企業には「平成」と印刷された大量の書類と封筒が残っている。新元号「令和」が実施されれば、これらの書類と封筒は使用できないが、新しいはんこを上から押せば破棄せずに済む。
このはんこメーカーは、1日で大量の注文があり、銀行が主な顧客だと明かした。
大阪のある扇子メーカーは4月中旬に新商品を発売する予定。片面に新元号の「令和」、もう片面に過去の元号を印刷する。愛媛県のティッシュメーカーは元号をテーマにしたティッシュを発売する。
SMBC日興証券のシニア財政アナリストの宮前耕也氏は、このゴールデンウィークに多くの日本企業が大きな収益を上げ、経済効果は3770億円に上ると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月3日