中日第三国市場協力シンポジウムが2日、タイの首都バンコクで開かれた。中国、日本、タイの企業代表者が、タイにおける第三国市場協力、及び交通・物流、エネルギー環境、スマート都市などの重点協力分野について議論した。
呂健・在タイ中国大使はシンポジウムにて、「中日双方は資金、技術、人材などの面でそれぞれ優位性を持つ。中日のタイにおける第三国市場協力の将来性は高い。今回のシンポジウムは3カ国の企業に向け交流と協力の場を構築した。3カ国の企業が協力により相互補完を実現し、タイ及び地域の経済発展を促進することを願う」と述べた。
中国国際貿易促進委員会発展研究部の兪海燕副巡視員は「3カ国のビジネス界は協力をさらに掘り下げ、良好な協力の環境を構築し、情報交流と共有を強化するべきだ。貿易促進機構の力を十分に発揮し、産業+技術+資本+市場という協力モデルを共に構築し、タイ東部経済回廊を中日第三国市場協力模範エリアにするよう努力するべきだ」と表明した。
佐渡島志郎・在タイ日本大使は「タイには中日第三国市場協力に参与する独特な条件と優位性がある。タイ東部経済回廊には発展の大きな潜在力がある。3カ国の企業は発展のチャンスをつかみ、互恵協力をさらに掘り下げ、ウィンウィンウィンを実現するべきだ」と話した。
タイ東部経済回廊のカニット事務局長は「事務局は引き続き企業に支援とサービスを提供する。3カ国の企業が高速鉄道や空港などのインフラ分野で協力を掘り下げるよう支援する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月3日