中日韓FTAの交渉が加速 地域経済一体化を促進

中日韓FTAの交渉が加速 地域経済一体化を促進。

タグ:FTA RCEP グローバル化 周辺外交

発信時間:2019-04-18 10:00:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第15回中日韓自由貿易協定(FTA)交渉首席交渉代表会合が12日、日本で開かれた。今回の交渉は3カ国が交渉の全面的な加速で合意した後の初の交渉となった。3カ国は貨物貿易、サービス貿易、投資、ルールなどの重要な議題を巡り深く意見交換し、積極的な進展を実現した。3カ国は、共同参画する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)で共通認識を形成した上で、さらに貿易・投資自由化水準を高め、高基準のルールを導入し、「RCEP+」のFTAを作ることで合意した。中国経済の開放拡大及び中日韓FTAの加速は、地域経済一体化の推進に対して積極的な力を発揮する。


 保護貿易という経済グローバル化の逆流に反対し、多国間貿易体制を守る中国の意志を示す


 現在の米国は世界範囲で保護貿易主義と一国主義を推進し、米国ファーストを強調し、他国への関税を引き上げている。経済グローバル化に悪影響を及ぼし、中日韓さらにはEUも悪影響を受けている。経済グローバル化が課題に直面し、世界経済が低迷するといった外部環境により、中日韓の経済は協力を強化する必要が出ている。


 中日韓のGDPは世界2・3・11位で、合計すると世界経済に占める比率が20%以上になる。また3カ国の貿易には相互補完の余地が残されている。中国は製造業、インターネット経済、サービス業が急発展し、日本は金融業、医療、科学技術に強く、韓国は観光や映像コンテンツなどで力強く発展している。自由貿易区により企業の関税が下がり、より大きな共通の市場を手にする。中日韓自由貿易区及びRCEPの建設は、各国が相互補完を実現し、地域の多国間貿易の力強い発展を促進するため大きな推進力を生む。


 周辺諸国と中国の経済発展のボーナスを共有し、「親、誠、恵、容」という中国の周辺外交の理念を実践


 中国は常に周辺諸国との関係を重視しており、隣人と親しく睦まじく付き合い富を創出する政策を推進している。中日韓はいずれも東アジアで、地理的に近く、地域一体化の建設において自然の優位性を占める。中国は「和を以て貴しとなす」と、誠意を持って人と付き合い、敬意を払われればいっそう大きな敬意を払うことを重視する。周辺諸国との交流ではさらに、助け合いを強調する。

 

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