日本国際貿易促進協会の河野洋平会長が率いる日本経済界訪中交流団が北京市で18日、中国側の工商業界の関係者と交流夕食会を開いた。
河野氏は「今回の訪中団の交流活動を通じ、中国経済の発展の実情への理解を深めることができた。中国経済が確かな基礎を持ち、発展の流れが良好であることを実感した。世界経済の発展にはまだ多くの不確実要素があるが、日中双方が手を携え経済の安定成長を共に促進することを願う」と表明した。
中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の高燕会長は、中日経済貿易協力の大きな潜在力を評価し、双方の経済界が十分に相互補完し、省エネ・環境保護、ハイエンド製造、財政・金融、医療・養老などの分野で互恵協力を展開するよう提案した。また中日双方が「一帯一路」という協力・ウィンウィンの新たな舞台を活用し、中日経済協力を質向上及びアップグレードの新たな段階に押し上げることを願った。
日本の横井裕駐中国大使が夕食会に出席し、「今年は日中両国にとって重要な年だ。日本は間もなく令和を迎え、中国も建国70周年を迎える。日本大使館は日中関係を協調と協力の新たな段階に向かわせるよう全力を尽くす」と述べた。
胡春華副総理が18日、人民大会堂で訪中団一行と会談した。双方は経済貿易の実務協力の範囲を拡大し、地方間及び貿易促進機構間の意思疎通・交流の強化といった問題について意見交換した。
今年は日本国際貿易促進協会設立65周年であり、訪中交流活動は今回で45回目。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月23日