CNNは安倍氏とトランプ氏の会談前に、「米日首脳は同盟の船の沈没を回避できるか」という疑問を投げかけ、「安倍氏の訪米は米日関係の重要な時期の始まりを告げる。今後数カ月に渡り、朝鮮の核問題及び貿易交渉における米国の立場は、両国関係に重大な影響を及ぼす」と論じた。日本の高官はワシントン・ポストに、米国が日本車に追加関税を導入すれば日本経済の損失になるため、報復措置を講じる可能性があると話した。
安倍氏とトランプ氏の接触は非常に頻繁だ。カーネギー国際平和財団のウェブサイトとワシントン・ポストの25日の記事によると、トランプ氏が大統領に就任してから両氏はすでに40回「接触」している。これには9回の会談、数十回の通話が含まれる。今回の会談後、両氏は今後4カ月に渡り3回顔を合わせる。トランプ氏は5月末に訪日し、新天皇を訪問する。トランプ氏は6月に大阪のG20サミットに出席する。両氏は8月にフランスのG7サミットで顔を合わせる。
日刊ゲンダイ(電子版)は、安倍氏の今回の訪米の最大の目的はトランプ氏を喜ばせることであり、そのためメラニア夫人の誕生日パーティーに出席したと伝えた。安倍氏は出席前、メラニア夫人を喜ばせるプレゼントを考慮し、選択した。報道によると、日米は同盟国であるが、最近の毎月の首脳会談はやや異常だ。オバマ政権の東アジア・太平洋事業担当の元国務次官補であるラッセル氏はワシントン・ポストに、「自民党の議員を含む多くの日本人が、安倍氏がトランプ氏に迎合しており恥ずかしいと考えている。安倍氏はこのような行いにも理由があると感じているようだ。地政学的環境が不利な状況下、日本には勝手な振る舞いが許されないというのわけだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月28日