日本 質素倹約至上主義
ブルームバーグ(電子版)の4月26日の報道によると、景気低迷にあえぐ地域で、Z世代が質素倹約に励むようになっている。
Z世代の子供は、地球上で最大の消費支出勢力になる。これは米国と中国という世界最大の経済体の多くのチャンスを意味している。
しかし経済成長率が低い多くの先進国では、小売業者とブランド・メーカーが振るわない。これはその国のZ世代が、金融危機や景気低迷の中で成長したため、爪に火をともす生活をしなければならないからだ。
日本と欧州がそうで、米国や中国ほど経済成長率が高くない。これは日本で最も顕著だ。この島国は過去20年で複数の景気低迷を経ており、若者は消費を促すのではなく、すべての年齢層の中で最もケチな集団になっている。1984年であれば、25歳以下の消費者が1ドル稼いだうち88.7セントを消費に回しており、全国平均水準の86.2セントを上回っていた。内閣が2017年に発表した白書によると、2014年にはZ世代のこの数値が76.8セントに低下し、全国平均水準の78.4セントを下回った。
大手製薬メーカーで勤務する清水孝子さん(音訳、23歳)は「正直に言えば、お金の使い方が分からない。ショッピングに行くならば必需品だけを購入する」と話す。