インド 環境保護と就職に注目
AP通信の4月18日の記事によると、インドの若者はこの国で行われている総選挙で重要な力を発揮している。
インドの総人口に占める35歳以下の人口は3分の2弱で、初めて投票に行く18、19歳が1500万人以上という状況下、若者が全国の得票数を左右する勢力になっている。
AP通信のインタビューによると、若い有権者は(少なくともインドの首都においては)古い世代のようにカースト制度や宗教などの問題に注目していない。
むしろ彼らが興味を持つのは大卒後の就職、空気の綺麗な都市での生活、女性の安全、世界トップの経済体との競争といった一連の問題に興味を持っている。
以下に記すのは、ニューデリーの若い有権者の観点だ。
心理学学生(20):汚染という誰も本腰を入れようとしていない問題に注目している。私はこれまでデリーで生活してきた。喫煙したことがないのに、私の肺はもうおしまいだ。私はタバコを一本も吸わず肺がんで死ぬかもしれない。
大学生(20):私にとって最大の問題は、雇用機会だ。新しい業界の雇用機会を創出できる政党に投票する。私が間もなく就活を開始するからだ。
心理学を専攻する女子学生:女性の安全は私が注目している主な問題だ。この問題についてはさまざまな意見が出ており、「女性と子供を救え、女性と子供を教育せよ」などのスローガンもあるが、これらの概念は人々の心の中に浸透していないようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月6日