時速360キロは高速鉄道としては世界最速となる。実現すれば、東京・北海道札幌間の移動時間は約4時間に短縮される。
現行の東北新幹線「E5系」の製造用に「FASTECH360」を導入して以来、新幹線の試験車両の導入は日本で14年ぶり。FASTECH360は試験時に最高時速398キロに達したが、時速360キロで運営するには騒音抑制などが課題であり、E5系は最終的に時速320キロで運営することになった。
世界の運営車両を見ると、東北新幹線のE5系とフランス高速鉄道のTGVが時速320キロ。中国高速鉄道の「復興号」は2018年9月から北京・上海線などの一部路線で最高時速350キロで運営している。日本の新幹線車両が時速360キロを実現すれば、世界にずば抜けた性能を宣伝できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月14日