香港紙『星島日報』によると、日本はこのほど、異常な熱波に襲われ、北海道で38.3度の高温が観測され、帯広市内では10万本のチューリップが枯れた。地元の花農家は、31年間このような状況に出くわしたことはなかったと話している。
報道によると、北海道札幌管区気象台は26日、帯広市で気温38.3度を観測し、日本の5月の最高気温を更新した。そのわずか2時間後、佐呂間町で39度を観測し、記録が再び塗り替えられた。
極端な高温は北海道の花産業に深刻なダメージを与えた。5月下旬から6月上旬は北海道でチューリップが咲く時期で、平年は6月10日に開花するが、先日の暑さに耐えられず枯れてしまった。
帯広市は40万本のチューリップを栽培しているが、10万本が暑さで枯れ、しおれた花びらだけが残った。現地の花農家は、「31年間このような状況に出くわしたことはなかった。農家は27日早朝から球根を抜く作業を開始した」と残念そうに話した。
また、日本気象庁は高温注意を呼びかけ、炎天下を避け、水分補給を心がけるよう促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月30日