空母を手にする日本は、どのように作戦を展開するか

空母を手にする日本は、どのように作戦を展開するか。未来の日本の空母が、次の3つの作戦モデルを採用すると判断した。まず、低強度作戦環境における制空権争奪と対地攻撃だ…

タグ:トランプ 空母 海自 ステルス F35

発信時間:2019-06-01 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 共同通信によると、米国のトランプ大統領は横須賀基地で28日、日本の安倍晋三首相と共に空母化改造が決まっている「いずも型」ヘリ空母の「かが」を視察した。現状を見る限り、「いずも」にせよ「ひゅうが」にせよ、単独の作戦能力は依然として限定的だ。日本の艦隊には艦載固定翼哨戒機がなく、空母艦隊の早期警戒範囲が限られている。ステルス機、ステルス巡航ミサイルの攻撃に対して脆弱だ。その一方で、艦載機の数が限定的で、2隻の空母にF-35Bを20機艦載したとしても、強敵を迎えれば自らの生存にも問題が生じる。


 そのため専門家は、未来の日本の空母が、次の3つの作戦モデルを採用すると判断した。まず、低強度作戦環境における制空権争奪と対地攻撃だ。日本の空母はその他の駆逐艦、護衛艦、潜水艦と艦隊を組む。改造後の空母が旗艦になり、イージス艦の「あたご型」「こんごう型」の大型フェイズドアレイレーダーが長距離高空早期警戒を担当し、哨戒ヘリコプターが低空早期警戒を担当し、F-35Bによる艦隊防空もしくは対地攻撃を誘導する。こうすることでステルス機を配備していない二流の相手国に対して大きなプレッシャーを形成できる。


 次に、航空自衛隊の協力を受けつつ、日本周辺の複雑な事態に対処する。例えばいわゆる「南西の有事」の際に、日本の空母艦隊は航空自衛隊の哨戒機などのサポートを受けながらけん制作戦を展開し、航空自衛隊に協力することができる。航空自衛隊の勢力と協力することで、強い相手国に対して一定強度の作戦を展開する。


 それから、本土から遠く離れた状況下、米海軍と協力し強い相手国に対応する。この状況であれば、海自は米海軍との共同作戦に期待するしかない。本土から遠く離れていれば、海自の後方支援及び情報保障能力が不十分であるからだ。相手国が長距離対艦能力が高く、ステルス機と原潜を持つ場合、海自の艦隊は単独で作戦を展開できない。


 海自は近年、米海軍と頻繁に合同演習を実施している。将来的に米日は、F-35Bの相互着艦訓練を実施できる。米海兵隊は現在、日本にF-35B中隊を配備している。「かが」の改造後、米海兵隊のF-35Bは日本の空母に着艦し、日本側の人員のサポート経験を蓄積できる。日本もF-35Bを導入後、米国の強襲揚陸艦に着艦し、操作技能を磨くことができる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月1日

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