日本の長崎大学の核兵器廃絶研究センターは11日、世界9カ国が6月時点で約1万3880発の核弾頭を保有しているとの推計結果を発表した。昨年より約570発減った。共同通信が12日に伝えた。
同センターは、世界各国の専門機関や研究者の文献を基に推計した。最多はロシアの約6500発、次いで米国の約6185発。フランス約300発、中国約290発、英国約215発、パキスタン約150発、インド約130発、イスラエル約80発、朝鮮約20~30発。
減少の要因は、米国とロシアの新戦略兵器削減条約(新START)の履行だ。吉田文彦センター長は「各国が互いに疑心暗鬼になり、(核拡散の)悪循環に陥る恐れがある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月13日