【ミスが再発】
新屋演習場の他に、山口県の陸自演習場も配備先の候補地になっている。
共同通信の25日の報道によると、防衛省は山口県宛の説明資料の中で、標高の調査結果を間違って記入していた。類似するミスは秋田県宛の調査結果の報告にもあった。
防衛省は5月に秋田県に候補地の調査結果を伝え、新屋演習場が適切とした。ただし秋田県の現地メディアは調査結果に明らかなミスがあると指摘した。防衛省は山の高さに基づき別の19カ所の候補地の仰角を求めたが、うち9カ所のデータが実際の数値を上回っていた(坂がより険しいことになる)。仰角が大きすぎればレーダー信号を遮断しやすく、ミサイル迎撃システムの運行に影響する。
防衛省は、この仰角がグーグルアースのデータを使用しており、「高さ」と「距離」の縮尺が異なっていることに気づかなかったことを認めている。共同通信によると、これは「程度の低いミス」だ。岩屋氏は今月17日、秋田県の佐竹敬久知事に直接謝罪した。
防衛省の度重なるミスにより、自民党内ではイージス・アショアの配備計画に影響が生じ、さらには参院選の足を引っ張ることが懸念されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月26日