日本政府は敏感な物資で韓国の首を絞めようとしており、韓国の半導体業界が神経をとがらせている。30日付産経新聞によると、日本政府は今月4日よりテレビやスマートフォンの有機ELディスプレー部分に使われるフッ化ポリイミド、半導体の製造過程で不可欠なレジストとエッチングガス(高純度フッ化水素)の計3品目の対韓輸出規制を開始する準備を進めている。
30日付韓国紙・毎日経済新聞によると、韓国のサムスンやSKハイニックスなどの主要半導体メーカーが、日本からのこの措置を受け直ちに警報を発した。半導体の生産に必要なレジストやエッチングガスについて、韓国の日本への依存度は90%を上回る。この規制が長期化すれば、韓国の輸出総額の20%を占める半導体の生産に影響が生じる。韓国は代替品を探すことも可能だが、韓国企業の同分野における技術力を見る限り、短期間内の問題解消は困難だ。韓国・聯合ニュースによると、韓国の業界関係者は「中米貿易戦争の不確実性が完全に失われないなか、今度は日本という不確実要素が加わった。また韓日関係のいざこざが加わり、韓国企業を困惑させている」と述べた。韓国紙・世界日報は、規制が正式に実施されれば韓日の対立をさらに激化させる見通しで、韓国政府は報復リストの策定に着手したと報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月1日