中央通訊社の報道によると、日本の東京電力は24日、福島第二原発を廃炉とする方針を表明した。福島第二原発は福島第一原発の南約12キロ地点にあり、2011年に大地震と津波の被害に遭い、福島第一原発の3基の原子炉で炉心溶融が起きた。
福島第二原発の廃炉は、日本で21基の原子炉が廃炉になることを意味する。原発事故発生前の総発電ユニットの約40%を占め、10億ドル単位の巨額経費で原発施設の廃炉と除染作業を行う。
消息筋によると、東京電力(TEPCO)の取締役会が今月中に開かれ、この決定を正式に承認する。
福島第一原発は4基の原子炉を有し、3月11日の大地震で被害に遭い、予備電力で原子炉を冷却し続けている。後任の福島県知事は、福島第二原発の廃炉を呼びかけていた。
東京電力は24日早朝、小早川智明社長が福島に向かい、自治体職員に福島第二原発の計画について報告することを発表。2018年6月、同社は福島第二原発の廃炉を検討中だと示している。
2011年3月11日、東日本でマグニチュード9.0の地震とそれに伴う津波が発生し、福島第1原発から大量の放射線物質が漏れ、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後の最も深刻が原発事故となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月25日