香港紙『文匯報』によると、日本の対韓輸出規制の波紋が広がり、韓国の大韓航空は日韓の一部路線の運航停止を決定した。そのほか、日韓の一部地方政府間の交流にも影響が出ている。
大韓航空が日韓の便数を削減
大韓航空の広報担当者は29日、日本を訪れる韓国人観光客の減少を受け、大韓航空は9月3日から韓国釜山・日本北海道間の運航を停止し、8月中旬からその他の両国間の便数を減らす、または小型機に変更するなどの措置をとると発表した。
日本の観光庁の統計によると、日本を訪れる観光客のうち、韓国人は2番目に多く、2018年は訪日観光客の24.2%を占めた。
日韓関係の悪化により日本を訪れる韓国人観光客が減少し、以前にもある韓国の航空会社が一部の日本路線を運航停止にした。韓国格安航空会社のティーウェイ航空は大邱・佐賀間の運航を停止し、9月中旬までに熊本や大分などと結ぶ五つの路線の運航を停止した。
西日本地区は韓国から近いため、地元政府は韓国人観光客の誘致に取り組むが、日韓関係の悪化により経済的ダメージを懸念している。