韓国政府と軍は独島(日本名・竹島)の防御演習の月内実施を検討している。韓国と日本が同島の領有権を争っている。同演習は6月に予定されていたが、韓日関係の悪化を懸念し延期していた。韓国・聯合ニュースが4日、消息筋の話として伝えた。
韓日関係は徴用工への賠償判決により赤信号が灯された。そのため韓国は独島の防御演習の時期を慎重に検討していた。ところが日本が2日、韓国を貿易の「ホワイト国」から除外すると、韓国政府と軍はこの状況下、独島の防御演習を延期すべきではないと判断した。韓国軍は1986年より独島の防御演習を、上半期と下半期に1回ずつ行っている。海軍・海警・空軍が同演習に参加し、独島を防衛する意志を示し、外部勢力からの侵入を阻止する戦術を磨く。消息筋によると、今年の演習規模は例年と同様だが、演習内容はより攻撃的なものになる。
また韓国政府は今月24日、韓日「軍事情報包括保護協定」の延長の可否を判断する。これは両国間の唯一の軍事協定だ。韓国政府筋は、独島防御演習の時期は、協定の延長に関する問題などと合わせて検討する必要があると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月5日