日本の茂木敏充経済再生担当大臣は、日米の二国間貿易交渉は非常に困難で、双方にまだ多くの食い違いが存在すると明かした。
茂木氏は21日から、ワシントンでロバート・ライトハイザー米通商代表と両国の貿易協定について話し合い、交渉は2日以上続く見通し。
茂木氏は初日の話し合いの後に取材に応じ、「我々は国家利益を最優先にし、交渉は非常に困難」だと述べた。
また、双方の交渉は「間違いなく深化している」としながらも、食い違いがまだ多くあると明かした。
茂木氏によると、双方は交渉範囲を縮小し、交渉は最終段階に近づいているが、茂木氏とライトハイザー氏の交渉スケジュールと最終合意の時間は限られている。
日米の官僚は以前、今年9月末までに広範囲にわたる貿易協定を締結したい考えを示している。
トランプ米大統領は2018年9月26日、ニューヨークで日本の安倍首相と会談し、双方は二国間貿易交渉の開始に同意した。第1回大臣クラス貿易交渉は今年4月16日にワシントンで行われ、茂木氏とライトハイザー氏のワシントン会談はそれに続く交渉となる。