中日関係、全面的な改善はいつ?

中日関係、全面的な改善はいつ?。

タグ:中日関係 新型 価値観 二面性 対中戦略

発信時間:2019-11-02 09:13:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中日関係の改善、行動と時間が必要


 とは言え、中日関係の改善と発展のためにはさらなる取り組みが必要であり、互いに適応度を高めなければならない。


 まず、中日関係に存在する構造的な差や対立から目をそらすべきではない。それはむしろ、中日関係の改善で直視し、行動するべき目標だ。冷戦終了から長期に渡り、日本は中国の戦略を疑っている。信頼の育成と観念の変化には時間がかかる。中国の平和的台頭の道、地域と世界の反映・平和を促進する中国の責任があれば、日本政府と社会は台頭する中国への信頼と自信を再構築できるだろう。これは中国が回避できない戦略的責任だ。


 次に、中日間に存在する利益・安全をめぐる競争を軽視できないが、中日関係は同じく「競争しつつ協力する」ことが可能だ。これは互いに警戒しながらも、相互連携を必要とする関係のことだ。中日関係が最も複雑かつ敏感な大国関係の一つであることを認め、中日関係の問題ばかりに目を留め処理することを減らし、互いに尊重し理解する。これは我々が新たに構築すべき日本への態度だ。


 最後に、中日関係の改善をめぐり、中日双方は戦略的な自信と動じぬ姿勢を確立する必要がある。中日関係は日米関係の大きなけん制と影響を受けるが、これを適切に処理することができれば、中日関係が日米関係から常に影響を受けることはなくなる。今日の大変動を前にし、安倍政権が本当に日本のアジア及び世界事業における影響力を拡大しようとするならば、中国をいかに理解・尊重し対中戦略の自信を絶えず養うべきかは、日本政府が踏み出すべき一歩となる。釣魚島の領有権をめぐる問題があっても、中日両国は席につき協議を続けることが完全に可能だ。


 未来の中日関係について焦りは禁物だが、新たな行動に出なければならない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月2日

 

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