賃金も将来性も魅力的 中国企業への就職を目指す日本人学生が増加

賃金も将来性も魅力的 中国企業への就職を目指す日本人学生が増加。東京都内で先ほど、「HSK中国留学・就職フェア」が開かれた。中国企業とその日本法人、中国の大学が参加した。現場はリクルートスーツ姿の日本人学生らでにぎわっていた…

タグ:企業 賃金 学生 中日関係 

発信時間:2019-11-30 09:35:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国企業は日本の就活生の「人気者」になったのだろうか。27日付日本経済新聞によると、就職活動をする日本人学生が中国企業に目を向け始めた。「大きなスケール」「高い成長性」が中国企業の独特な魅力になっている。多くの学生が中国語を学び、中日を舞台にしたビジネスに関わる夢を描く。


 東京都内で先ほど、「HSK中国留学・就職フェア」が開かれた。中国企業とその日本法人、中国の大学が参加した。現場はリクルートスーツ姿の日本人学生らでにぎわっていた。試験の翌日、同フェアは大阪に会場を設置し、2735人の学生が来場した。来場者は2016年の初開催時より8割増えた。


 東京都内の大学3年の女子学生(21)は「就職サイトにはあまりない中国企業の情報が得られて良かった」と述べた。大学の講義で中国人留学生と知り合い、中国に徐々に興味を持って1年半留学し、中国企業で働くことを決意したという。「両国の発展につながるビジネスはたくさんあるはず。中国企業で働くことで良好な日中関係の構築に貢献したい」


 日本の学生からは中国企業について「大規模で事業展開が素早く、やりがいが得られそう」「国や企業の成長が見込め、働く意欲がわく」といった声が上がる。フェアの中国企業がパンフレットに載せた給与の金額は日本企業と遜色なく、そのため学生からは待遇面を心配する声も少ない。


 また、中国企業も日本人に期待を寄せる。国際物流サービスのECMSの日本法人は初めてフェアに参加した。同社の担当者は、中国語を使う社内システムや本社からの連絡を理解し、日本の取引先と正確に素早くやり取りできる人材を探していると述べた。「多めに用意したチラシがなくなった。国際的な活躍の場を求める熱心な学生の多さに驚いた」4年連続でフェアに参加した中国企業の担当者は、「従来は日本に留学中の中国人学生の参加が多かったが、最近は日本人学生が増えた」と述べた。


 中国企業が日本の就活生の「人気者」になり、中国留学の人気も上がってる。日本学生支援機構の統計データによると、2017年度に中国を留学した日本人学生数は約5000人で、10年前と比べ7割増加した。中国は米国、豪州、カナダに続く、日本人学生にとって4番目の留学目的地となっている。多くの日本人留学生が中国語を専攻しており、また中国で経済や医学などを学ぶ学生もいる。


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