日本は外国人労働者の導入により人手不足の問題を解消するほか、優秀な外国人留学生を招き人材を補っている。日本の有名な東京大学、京都大学、早稲田大学は最近、多くの優秀な中国人学生を集めている。トランプ米政権が移民排斥を強めるなか、日本政府はより多くの中国人留学生が日本に来ると確信している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
日本は欧米の留学生数を追い越すため、80年代に留学生数を10万人にする目標を立てた。現在は中国人留学生だけでもこの目標に達している。日本の関連機関のデータによると、日本の留学生のうち中国人が4割を占める。2013年は8万人で、現在は11万5000人。日本の有名大学は中国人を呼ぼうと取り組んでいる。東京大学の中国人留学生数は2400人、私立名門校の早稲田大学は3400人だ。
東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授の研究チームには、多くの中国人学生がいる。「東大の中国人学生は非常に優秀で、日本人以上だ。大学は最も優秀な学生に表彰状を授与するが、近年はいずれも中国人が受賞している」
西成氏によると、中国人学生の学習の意欲は日本人以上だ。また西成氏が教えている中国人学生は研究熱心で、論文も日本人より多く書いている。
情報によると、中国人留学生の中で最も人気のある目的地は米国で、米国の中国人留学生数は現在36万3000人にのぼる。日本の専門家によると、日本も中国人の間で人気の留学先だ。彼らはまず日本の教育水準と安全環境を重視し、次に奨学金制度を重視する。これは中国人学生の学習の支出を大幅に軽減する。
日本の中国人留学生は、陳独秀が学んだ早稲田大学など、中国の有名人が学んだ大学に入ろうとする。また周恩来や魯迅などの日本留学経験も、中国人を集めやすくしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月5日