日本メディアによると、インド最大のモーターショーである第15回デリーモーターショー(7日から12日)で、インド自動車市場に進出した中国と韓国の企業が注目を集めた。
日本の『朝日新聞』の2月11日の記事によると、中韓両国の勢いと比べて、日系自動車メーカーはモーターショーを次々と撤退し、日本経済の物寂しさを感じさせている。一方、インドという巨大な自動車市場において、各国自動車メーカーは競争を発熱化させている。
記事によると、同モーターショー初参加となる中国長城汽車はインドという巨大な成長市場に目をつけ、今後はインド政府が普及を進める電気自動車とコストパフォーマンスの高いSUV(スポーツ用多目的車)で同国市場を攻める。大気汚染問題が深刻なため、インドは今年4月に新しい自動車排ガス基準を実施した。これは中国の電気自動車メーカーにとってチャンスと言える。業界関係者は、中国の新車市場に以前ほど勢いがないことも中国企業がインド市場に方向転換する理由の1つだと分析する。
長城汽車だけでなく、上海汽車傘下のイギリスブランドMGも2019年にインドでの販売を開始した。
韓国については、現代自動車傘下の起亜自動車(Kia)が2019年にインド市場に進出した。今回のモーターショーに同社が出展した14モデル中12モデルがSUVである。19年12月、起亜はインド南部の年間生産台数30万台規模の工場での生産を開始した。価格優位性により、起亜はインドに良好な販路を築いている。