年々拡大するインド新車市場はここ数年、金融機関のローン縮小と個人消費力不足などが原因で低迷している。2019年のインドの新車販売台数は381万台で、2018年より13%減少し、世界ランキングも5位に低下した。しかし、SUVの販売台数は前年比4.8%増加している。SUVが売れるのは、インドは道路状況が悪く交通事故が多く、消費者はインドではSUVの方が安全だと考えられているためである。
中韓両国の勢いと比べて、日本のトヨタとホンダは期せずして一致し今回のモーターショー不参加を決定した。スズキのインド最大の子会社であるマルチ・スズキだけが中韓と立ち向かう。マルチ・スズキの鮎川堅一会長は取材に対し、「中韓自動車メーカーは技術力が高いが、大型SUVは燃費が悪く、このような人気は一時的なものだろう。今後はハイブリッドカーなどのより経済的なモデルに回帰する」と述べた、
日本の自動車産業アナリストの中田徹氏は、「現在のインド国内の経済状況を見ると、モーターショー参加はコストパフォーマンスが高くない。SUV人気の裏に、電気自動車が完璧でないという理由があるかもしれない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月13日