五輪延期後、日本の感染状況が一変?!

五輪延期後、日本の感染状況が一変?!。日本で深刻化する新型コロナは、石井さんのような一般人の「五輪ドリーム」を打ち砕き、多くの人々の生活をも変えてしまった…

タグ:コロナ 五輪 感染者 防疫物資

発信時間:2020-04-27 09:22:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

五輪延期の翌日に感染状況が突然「重大局面」に


 新型コロナウイルスの感染拡大は予想を上回るスピードだった。深刻な状況を受け、3月24日、日本はやむを得ず五輪延期を発表した。この日、世界では40万人近い感染者が確認され、死者は1万7000人に上った。


 この日を境に、日本の新規感染者は驚くほど急増した。


 3月24日以降、日本の1日当たりの新規感染者数は増え続け、4月に入ると400人を上回るように。4月11日には過去最多の719人を記録した。


 五輪延期が発表された翌日、五輪は延期しないと繰り返し強調していた小池百合子東京都知事は突然、東京の状況について「感染爆発の重大局面」と強調し、都民に週末の外出の自粛を要請、「このままの推移が続けば、ロックダウン(都市の封鎖)を招いてしまう」と危機感をあらわにした。


 3日前までお花見を楽しんでいたのに、その3日後に突然の都市封鎖の可能性?鳩山由紀夫元首相は3月25日、「 東京五輪の実現のために感染者の数を少なく見せ、東京はコロナを抑えている如く厳しい要請を避けて来られたが、延期と決まった矢先にこのパフォーマンスだ。その間にコロナは広がってしまった。あなたは都民ファーストよりオリンピックファーストだったのだ」と小池氏を揶揄した。


 態度を変えたのは小池氏だけではない。それまで同じように五輪開催に楽観的態度で、日本は緊急事態宣言の必要はないと繰り返してきた安倍首相も3月28日、新型コロナウイルスについて「いつ急拡大してもおかしくない」とし、その10日後に首都東京など7都府県を対象に5月6日までの緊急事態宣言を行った。


 それから状況は悪化の一途をたどっている。4月17日、小池都知事は「見えない敵に共に打ち勝とう」とGWの外出の自粛を要請した。


 GWは5月前後の長期連休で、毎年多くの人が出かけ、各地の重要な観光収入源となっている。例年は観光客の呼び込み争奪戦となるGWにまさかの待ったがかけられた。


 感染症対策が相次いで打ち出されているものの、人々の懸念を打ち消すには至っていない。日本の緊急事態宣言は遅すぎという見方が強く、安倍首相の「対応の遅さ」や「国民感情とのズレ」を批判する声が高まっている。


緊急事態宣言は遅すぎた?たちこめる不安

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