2006年から2020年までの14年間に、春蕾クラスの女子学生1067人が経済的支援を受けた。長期に渡る交流で、子供たちは日本の友人と深い友情を結ぶことにもなった。
今回マスクを寄贈した春蕾クラスの卒業生の中には既に卒業して十数年経つ人もいたが、「ついに自分を支援してくれた人にお返しをできる時が来た」というのが卒業生みんなから伝えられた想いであり、言葉だったと丁理事長は語った。
子供たちから寄贈された1万5000枚のマスクを日本雲南聨誼協会が受け取ったのち、発送に取り掛かると、すぐさま日本の会員からたくさんの感謝の手紙が送られてきた。
笹川平和財団の関晃典前理事長は手紙の中で、「子供たちが送ってくれたマスクに感動しました。これは協会が長年続けてきた努力の成果です。私は日本政府が国民に配った特別定額給付金を全額協会に寄付して、日中友好事業を支えたいと思います」と書き綴った。
「貧困脱却の難関攻略戦が雲南省で目覚しい成果を挙げるに従い、少数民族地域は今後学校などハード面での設備を建てるに当たって私たちの支援を必要としなくなるかもしれませんが、私たちはなおも細部において支援を強化していきます。例えば山岳地帯で働く教師のために太陽光発電のシャワーを作るプロジェクトなど、引き続きできる限りのことをしっかりと行っていきます」と丁理事長は述べた。
現在、新型肺炎の暗雲は依然として日本を覆っており、中国における新型肺炎の予防・抑制の常態化という任務も依然として困難に満ちている。丁理事長は「私たちは中日が手を携えて共に助け合うことで困難を克服し、最後は新型肺炎に打ち勝てると信じています!」と語った。
「北京週報日本語版」2020年6月30日