新発地市場のクラスター後 和食店はモデル転換で自己救済

新発地市場のクラスター後 和食店はモデル転換で自己救済。

タグ:和食店 自己救済

発信時間:2020-07-09 14:14:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新発地卸売市場で新型コロナウイルスのクラスターが発生してから、多くの水産市場、スーパーマーケット及びECサイトが次々とサーモンなどの水産物を撤去し、和食店は深刻なダメージを受けている。記者の取材によると、感染症が徐々に落ち着くにつれ、和食店の人気も回復している。


    飲食従業者はサーモン仕入れの再開や居酒屋への転換、焼き物・ビールセットの新メニュー発売などのモデル転換を通して自己救済している。


    和食の消費ピークは6月から8月までで、この時期はサーモンが最もおいしい。新発地卸売市場でサーモンのコロナウイルス感染が確認されてから、北京市のほぼすべての和食店が生食の提供を停止した。鼓楼大街のある和牛店の店長は、水産物と刺身だけでなく、人気があった生牛肉の販売も停止したと話した。


   中国飯店協会日本料理支部の実行理事長で江戸前寿司創始者の姜炳昇氏によると、サーモンは和食業界で最も売れている食品で、売上高の15%を占める。サーモン、マグロ、エビ、カニ、貝などのローフードは売上高の半数以上を占める。これらの高級食品がなくなれば、和食業界の顧客単価は減少する。


一人当たり200元未満の消費が主流に


    多くの和食店は仕入れルートの開拓で自己救済すると同時に、値下げをしてできるだけ早く顧客を引き付けようと措置を講じている。以前、江戸前寿司の一人あたりの消費額は300元~500元で、一人当たりの消費額が800元の店舗もあった。顧客を早く引き付けて資金を回収するため、「138元焼き物・ビールセット食べ放題」消費券を配った。15年の歴史を有する老舗店の将太無二もメニューを更新し、揚げ物や焼き物などの調理済み食品を50%引きにした。また、9.9元のビール飲み放題も開始した。和食店の今後のの回復状況について、姜炳昇氏は楽観的見方を維持している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月9日


 

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