王毅国務委員兼外交部長(外相)は29日、日本の茂木敏充外相と電話で会談した。
王部長は「重要な隣国であり世界の主要なエコノミーである中日は、両国関係の正しい発展の方向性をしっかりと維持し、新型コロナ対策での連携、経済回復の促進、地域の平和・安定維持などの面で協力を強化する必要がある」と表明した。
また「双方は次の段階及び『ポストコロナ時代』の二国間交流・協力を積極的に計画・推進し、世界的及び地域的な試練に共同で対処し、両国関係の発展に新たな原動力を与え続ける必要がある」と指摘。(1)各レベル・各チャンネルで対話と交流を強化する(2)互恵協力の再開と拡大に努力する(3)国際・地域問題で意思疎通と協力を強化する必要性を挙げた。
王部長は「複雑に入り組んだ国際情勢を前に、双方は両国首脳の形成した重要な共通認識の精神に従い、摩擦や溝を慎重かつ適切に処理し、主要な力の焦点を互恵協力に合わせ、中日関係が正しい軌道に沿って長期安定的に発展する後押しを共にすべきだ」と強調した。
茂木外相は「日本側は中国側と共に両国関係の前向きな発展を推進したい。先般、双方は両国の国内で水害が発生したことについて見舞い電報を交わし、両国間の友情を示した。日本側は中国側と各レベルの対話と意思疎通を継続し、感染防止・抑制をしっかりと行うと同時に、積極的に人的往来を推進し、経済・貿易・投資協力を促進し、RCEPの調印加速を支持したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年7月30日