現地時間18日午後、日本の菅義偉首相が夫人を連れ東京の羽田空港からベトナムとインドネシアに向かい、就任後で初の外遊を開始した。
18日付「日刊スポーツ」によると、菅氏は同日午後に真理子夫人を連れ羽田空港に向かい、共に搭乗しベトナムに向かった。出発前、菅夫妻はタラップに立ち人々に別れを告げた。しかし「日刊スポーツ」によると、その間2人は手を繋がず、横にも並んで立たなかったという。菅氏が1人で前に立ち手を振り、真理子夫人はやや後ろの位置に立ち、手を振らず何度もお辞儀をした。
「日刊スポーツ」は、菅夫妻の「静かな」出発は、前任の安倍夫妻とは「対照的」とした。また、菅氏は首相就任後、外交の「存在感がない」と批判されてきたが、今回は真理子夫人という「成功の鍵」を握ったようだと伝えた。
日本メディアのこれまでの報道によると、菅氏の今回の目的地はベトナムとインドネシア。19日にベトナムのハノイでグエン・スアン・フック首相と会談する。その後インドネシアに向かい、20日にジャカルタでジョコ大統領と会談する予定だ。
ベトナム出発前、菅氏は空港で記者に「両国首脳で、日本と両国、及びASEAN関係の発展について細かく議論し、信頼関係を構築したい」と述べた。TBS NEWSによると、ベトナムとインドネシアで間もなく開かれる首脳会談で、日本側は南中国海における中国の存在感の拡大といった問題について両国と意見交換するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月19日