福島原発事故の後処理では、おそらく国連主導下でのチェルノブイリ原発事故の教訓を学ぶ必要があるだろう。チェルノブイリ原発が爆発した後の4号原子炉と核拡散を封じ込める“石棺”が、現地及び欧州に被害を与え続けるのを防ぐため、欧州復興開発銀行と世界からの寄贈者の大きな支援の下、「新安全閉じ込め構造物」と呼ばれる損傷した原子炉を封じ込めるための構造物を2010年に完成させた。これは長さ152メートル、高さ106メートル、総重量は3万トンで、有害物質を100年間封じ込めることができる。
「新安全閉じ込め構造物」は、福島原発事故の事後処理にとってのモデルであり、重要な参考になるものだ。国連や諸国が日本の核安全分野での協力をすることで、実行可能な計画を提出することができる。
長い目で見れば、安全な開発、コントロール可能なコスト、環境保護に利するエネルギーが求められる。憂慮のある問題は根本から絶たなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月31日