東アジアの経済貿易協力、外部の妨害恐れず

東アジアの経済貿易協力、外部の妨害恐れず。こうした最終通告のような言い回しは今の世界で米国の外交官しかできないだろう。米国はどうしてこんな強気な態度をとるのか?筆者は次の3つの理由を分析してみた…

タグ:ASEAN 中日韓 RCEP コロナ禍

発信時間:2020-12-03 09:52:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 今年に入って貿易規模はコロナ禍の影響を受けたものの、1~9月の中国とベトナムの輸出はいずれもプラス成長を維持した。世界的にも、同地域の国々もマイナス成長がみられる中で中越両国の貿易が回復しつつあることを示している。両国には貿易や投資方面で比較的強い補完性があり、それが貿易及び投資の強化、拡大につながり、経済の長期繁栄に有益であることが実際に証明されている。そのため米国の妨害は経済発展の規律に合っておらず、誰も望まないことだ。


 最後に中国は東南アジアとの協力強化を期待している。中国と東南アジア各国には深い歴史的、人文的つながりがあり、経済・貿易協力の確たる基盤と可能性を備えている。そして市場開放と自由貿易は共通の願いであり、努力目標でもある。中国経済の急成長とすでに形成された巨大な国内市場は地域協力をさらに進める上で大きなエンジンとなるだろう。特にコロナ禍という状況において協力強化、安定した経済成長は各国共通の努力していくべき方向性といえる。


 中国と東南アジア地域は貿易だけでなく、サプライチェーンの協力でも密接な関係にある。こうした関係は各国共通の「生命線」であり、互いの「生命線」を安定させる責任と義務がある。そしてより緊密な協力を通じてより強いグローバル競争力をつける必要がある。そのためには貿易拡大によるウィンウィンだけでなく、サプライチェーンの協力でも更なる拡大と強化が必要になる。市場開放を通じて相互投資を強化し、新たな発展の道を切り開いていく。地域の繁栄と発展の実現こそが各国の内在的ニーズであり、いかなる邪魔も入り込む隙はない。(霍建国 中国商務部研究院元院長)


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月3日

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