日本の天皇と皇族は毎年の新年に皇居で一般参賀を受ける。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、徳仁天皇夫妻は今年、ビデオメッセージにより人々に新年の挨拶を行った。ところがその目で天皇を見ようとする者がいた。時事通信社の3日の報道によると、ある男が天皇皇后の居住地に門から侵入し、2時間歩き回った後に皇宮警察に逮捕された。
日本の刑法によると、正当な理由もなく他人の住宅、建築物、船舶に侵入もしくは監視し、理由もなく滞在した場合は3年以下の懲役刑もしくは10万円以下の罰金刑が課される。報道によると、赤坂御用地には徳仁天皇一家、徳仁天皇の弟である文仁親王一家、その他の皇族が暮らしている。幸いにも御用地内で負傷者は出なかった。この男は警察から動機を聞かれた際に、主に皇族に会いたかったと供述した。
天皇の居住地への違法侵入は今回が初めてではない。「朝日新聞」の報道によると、昨年5月25日に40代の男が堀を泳ぎ皇居内に無断侵入し、建造物侵入罪の容疑で皇宮警察に逮捕された。
天皇などの皇族が暮らす皇居の多くのエリアが一般開放されていない。東面の東御苑のみが国内外の観光客に開放されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月4日