中国を信じない人は相手にするな=竹内亮監督

中国を信じない人は相手にするな=竹内亮監督。しかしコメント欄があれば、中国の感染対策が嘘だと疑問視する人が出ることを否定できない。中国を知らず、中国を信じない人が中にはいるからであり、相手にしなければいい…

タグ:ポストコロナ時代 ドキュメンタリー 国民感情

発信時間:2021-01-06 16:18:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 何事であれまずは取り掛かり、やっている最中に悪い部分を修正していく。これは私が中国で学んだ重要な経験だ。日本社会の最大の問題は、議論ばかりでいつまでも行動に出ないことだ。スピードは感染対策にとって極めて重要だ。日本政府の政策は余りにも保守的で、いつも問題が生じてから対策を検討する。非常に受動的だ。


 先ほど発表された調査によると、中日両国の国民感情に大きな差が生じている。実際には、この温度差はこれまでもあった。日本人は日本メディア、特にテレビから大きな影響を受ける。日本のテレビ局による、中国のイメージを落とす報道の視聴率はその他の番組を大きく上回る。私は以前、日本のメディアで働いていたことがあり、よく知っている。


 注意すべきは、視聴者の年齢層が高いことだ。裏側のデータによると、中国のイメージを落とす番組を最も好むのは50歳以上の男性だ。彼らは若い頃に日本の黄金時代、バブル経済を経験している。彼らは日本が最も凄く、中国に抜かれることはないと考えている。中国の日本より優れた部分に関する報道を目にすれば、彼らのプライドに傷がつく。


 実際には、日本の若者の中国への印象はそれほど悪くない。特に大都市の若者は情報源が豊富で、中国に対して非常に興味を持っている。例えば日本の女子高生は中国の短編動画アプリを使い、中国風のメイクを学ぶことを好む。男子高生は中国産のゲームを好む。彼らは中国文化に反感を持たず、自然と受け入れている。30・40代は中国のハイテクを好む。私は「ポストコロナ時代」の中で中国の無人化テクノロジーを紹介したが、30・40代の男性から好評を博した。


 高齢者の考えを変えるのは困難なため、今後は中年もしくは青年を対象とした作品を撮影する。当然ながら中国在住の日本人監督として、日本文化の中国人への紹介を続ける。双方向に取り組む。


 中日両国の温度差は好きと嫌いの差ではなく、相手国への興味の差だ。ここに重要な問題がある。例えば一般的な日本人に「中国をどう思うか」と聞けば、相手はおそらく「どうも思わない、外国に興味はない」と答えるだろう。それでも無理に答えを引き出そうとするならば、相手は「中国が嫌い」と言うしかない。


 中国には外国に関する多くの報道がある。若者は海外留学し、一般人は海外旅行や出張をする。人々はさまざまな手段で外の世界を理解している。これは中国人の日本への印象がそれほど悪くない理由の一つだろう。私が撮影中、中国人はいつも非常に積極的に私の質問に答えてくれた。歴史を忘れることはないが、日本のアニメを受け入れ、日本旅行もすると言われた。


 日本の状況は完全に異なる。人々は国際事業に興味を持たず、国を出たがらず、テレビで中国のイメージを落とす報道を見れば信じてしまう。両国民が手にする情報量、興味を抱く対象が完全に異なり、好きや嫌いとシンプルに言い切れるものではない。(日本のドキュメンタリー監督、竹内亮氏の編集済みのインタビュー内容)


「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月6日

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