日本の厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者数を手作業で数えていたと自ら明かした。日本の菅義偉首相は「感染症が始まってから現在まで手作業で数えている」と述べた。人々はあっけにとられている。
日本の時事通信社の18日の報道によると、厚労省の正林督章健康局長は17日の衆院予算委員会で、「厚労省は全国の新型コロナウイルス感染者数をどのように数えているか」という質問に対して、次のように回答した。毎日夜の12時を過ぎると、厚労省の委託業者が47都道府県の公式サイトで発表された情報を「目視」し、それから感染者数を「手作業」で数えているという。正林氏はさらに、死者数及びその他の感染者の情報も「同じ方法」で数えていると述べた。
菅氏は本件について、「コロナが発生してからずっとそのような集計をしていることは承知している」と述べた。日本国民がこの情報に驚き、SNSで注目の話題になった。日本のネットユーザーはツイッターで、「日本はまだ江戸時代」「手作業で数えるならばそろばんを使わないと」とコメントした。
実際に厚労省の他にも、手作業の集計は日本の警察の間でも好まれている。犯罪行為及び月間犯罪状況などの集計についても、日本の警察はすべて、毎年手作業で行っている。立ち遅れた集計方法により、日本政府は世論から猛批判を浴びている。人々は手作業で数えたデータを信用できないとしている。菅氏は就任後、日本のデジタル化改革の推進に取り組んでいるが、あるネットユーザーはこれについて「エクセルの使い方を覚え、手作業に別れを告げることが改革の一歩目かもしれない」と皮肉っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月19日