日本の厚生労働省は1日、ある医療機関からの報告として、新型コロナウイルスワクチンを保管する超低温冷凍庫の故障により、約1000回分のワクチンが使用できなくなったと発表した。厚労省によると、同日午前、1032回分のワクチンが入った、氷点下約80度に設定した冷凍庫の温度が27度まで上昇しているのを、医療機関の職員が発見したという。
資料を確認したところ、現地時間26日の午後11時頃から冷凍庫の温度が上がり始めた。週末は温度を確認する職員がおらず、発見が遅れた。
厚労省によると、1日午後9時現在、医療従事者に優先的に接種するため設置された100台の冷凍庫のうち、故障が報告されたのはこの医療機関の1台のみという。
厚労省は対策を講じるため、原因究明に着手している。
日本では先月17日より、新型コロナウイルスワクチンの接種計画が始まった。第1陣の接種対象は同意した約4万人の医療従事者。米ファイザー製のワクチンを使用。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月2日