東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は7日、東京を含む日本各地で感染状況の悪化が続いていることから、今月中旬からの日程で調整されていた国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の訪日の実現が難しいと述べた。
日本の感染の第4波に大きな好転が見られないことから、日本政府は同日、東京都、大阪府、京都府、兵庫県の緊急事態宣言を今月31日まで延長することを決定した。また12日より愛知県と福岡県にも緊急事態宣言を発令することを決定した。
橋本氏は同日の記者会見で、「正直申し上げて、(バッハ氏の来日は)非常に厳しいのではないかと思う」と述べた。
また、「宣言期間がすでに延長されているが、バッハ会長に状況を直接見て頂くことは非常に重要だ」と述べた。ただし、バッハ氏の訪日については最終決定されていないと述べた。
バッハ氏は以前、今月17日もしくは18日に訪日し、日本の菅義偉首相と会談するほか、広島で聖火リレーに参加したいと表明していた。しかしこれらの日程はいずれも最終決定されていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年5月8日