東京五輪・パラリンピック組織委員会は5日、五輪の観客数上限を超えるチケットの再抽選について、結果公表を当初予定の6日未明から10日未明に延期すると発表した。首都圏の4都県が、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置を延長する方針で調整を進めていることから、組織委員会は大規模イベント制限を巡る政府方針を見極める必要があると判断した。無観客を含め、さらなる観客数の減少が不可避だ。組織委員会、日本政府、国際オリンピック委員会(IOC)などの各代表による6月21日の5者協議では、7月11日に重点措置が解除されることを前提とし、観客数の上限を「収容人数の50%内で最多1万人まで」とすることで合意に至っていた。ところが現在の解除が困難な現状を鑑み、組織委員会内では重点措置による活動制限の政府方針「50%以内で最多5000人まで」を守るべきとの声が出ている。日本の共同通信が伝えた。
組織委員会、東京都、日本政府、IOC、国際パラリンピック委員会(IPC)の各代表による次の5者協議は、IOCのバッハ会長が来日する予定の8日にも開催される見通し。観客数上限見直しの協議を踏まえて、チケットの対応を決めるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月6日