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発信時間：2021-07-07 15:37:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　今年の上半期、世界の主要経済大国では力強い回復が見られた。しかし世界第3位の経済力を持つ日本の経済は、力強さに乏しい。足元では新型コロナウイルスの感染状況がリバウンド傾向にあり、日本経済が下半期に回復するにあたって最大のリスクとなっている。

　世界銀行が6月に発表した「世界経済見通し」レポートは、今年の世界経済成長率を上方修正し5.6％とした。しかし日本の経済成長率は予測を2.9％にとどめた。

　6月21日に東京都や大阪府などの緊急事態宣言を解除して以降、日本各地で新型コロナウイルス感染者数が増加に転じている。東京オリンピックが今月に開催予定だが、東京オリンピック組織委員会によると、海外から訪れる観戦者の入国を禁止するとはいえ、大会開催期間にはアスリートなどオリンピック関係者を含む5万人が訪日する見込みだ。感染者数の増加具合によっては、日本政府はふたたび緊急事態宣言の発出を迫られかねず、日本各界の最大の憂慮となっている。

　今年の第1四半期、日本の三大経済圏で相次いで緊急事態宣言が発出された結果、日本のGDPは前年同期比でマイナス1.0％となった。内外需をそれぞれ0.8ポイント、0.2ポイント押し下げた。

　海外の主要市場の力強い回復を受け、外需が日本の経済回復の大きな支えとなっている。日本の輸出は5月に前年同期比で49.6％増。3か月連続の増加だ。対中国輸出では11か月連続で増加。対アメリカ輸出と対EU輸出でも3か月連続の増加となった。

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